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尿道炎と子宮頚管炎となることが多い淋病について

2020年03月26日

淋病は淋菌という細菌が原因の性感染症です。数ある性感染症の中でも感染する人が多く代表的な性感染症と言えるでしょう。淋病は男女ともに感染することがあり、主に10代の後半から30代の人に多く感染者が見られます。感染部位は主に性器周辺、尿道などが多いです。

ただし、オーラルセックスが原因で咽頭に感染、アナルセックスが原因で直腸に感染することもあります。淋病に感染すると男性は尿道炎になり排尿時に痛みを感じる他、尿道から黄色い膿が出るなどの症状が一般的です。女性も排尿時の痛みや下腹部痛などの症状が出る場合がある他、進行すると子宮頸管炎になることが多いという特徴もあります。

淋病感染症による子宮頸管炎はクラミジア感染症についで2番目の多さです。女性の場合、放置すると卵管や卵巣、子宮附属器などにまで淋菌が到達してしまい、排卵障害などの不妊症になることもあるため早期での治療が望まれます。男性の場合は感染すると症状が出るため自覚もしやすいのですが、女性の場合は感染しても症状がない場合も多いようです。

そのため、淋病に感染したことに気がついていない女性が性交渉をしてパートナーに感染させてしまうこともあります。また逆のパターンも多く、再発率が高い背景には、このような事情があることも考えられます。淋病は早期の段階で適切な治療を開始すれば、比較的容易に治せる性感染症です。治療には、スペクチノマイシンやセフトリアキソンなどの抗生物質を注射する方法があります。

淋菌性尿道炎に対する治療においては、注射薬の十分量を1回のみ投与し、淋菌を確実に除菌する単回投与療法が推奨されています。スペクチノマイシンやセフトリアキソンなどの抗生物質を注射する以外にも、アジスロマイシンを内服することによって治療する方法もあるのです。保険適用があり、治療効果がある内服薬はアジスロマイシンだけです。淋病は1回なってしまうと再発することがあります。

そのため、完治後に再発しないという保証はありません。近年の感染者は男女ともに増加傾向にあるため、正しい知識を持って気をつけることも大切です。淋病を予防するためには、性交渉時はコンドームを使用するのが望ましいです。必ず予防できるわけではありませんが、感染のリスクは大幅に下げられます。また、淋病に感染していることが判明した場合は、パートナーへの感染を防ぐために治療が完了するまで性交渉は控えましょう。